2016年11月19日土曜日

めでたい言葉(吉語)/二字/

めでたい言葉(吉語)/二字/・・・全てPost-card-sizeの作品です。


 


新春(しんしゅん) 新陽、暦の新しくなった年の初めの春のこと。初春、新年。【李端・唐】
頌春(しょうしゅん) 新春を褒め称え言祝ぐ。年賀の挨拶の言葉。頌は祭りの広場での舞を表す。褒め称えること。【~】
探春」  (はるをさぐる)  唐代の頃、春の初めになると、春を訪ねて郊外を散策したことによる。【唐太宗・唐】
春信(しゅんしん) 春の便り、春の来た知らせのこと(花開き鳥啼くなど~)。【梁元帝・漢魏六朝】
春芳 (しゅんほう) 芳香な春の草のこと。【劉克荘・南宋】
春祺(しゅんき) うららかな春の季節が安泰であることを祝う。祺は、心安らかで憂いのない様子。「春禧」と同義。【漢書・】
 




福綏(ふくすい) 幸福にして安泰であること。綏は安定してやすらかである意。【~・】
盛福(せいふく) 盛大なる幸福。しあわせが最高潮であること。【史記・】
景福(けいふく) 大いなる幸い。素晴しい幸福。同義:大福。【詩経・】
福壽(ふくじゅ) 幸福と長寿 【蔡伝、書経】
遐福(かふく) 遥かなる永遠の幸福。幸いが大いなること。「遐年、遐寿」と同義。【詩経・】
介福(かいふく) 幸いがとても大きいこと。介は鎧の中の人を表し、仲立ち、大きいの意。【易経】


永壽(えいじゅ)  命が長いこと。長命。長寿。【劉臻妻・漢魏六朝】
享壽(きょうじゅ) 寿命をうける。天から授けられた寿命のこと。「天寿」と同義である。【徐彦伯「南郊賦」・唐】
嘉壽(かじゅ)  幸福多く長生きである。【顔延之・漢魏六朝】
椿壽(ちんじゅ)  中国古代伝説上の大椿の長生きにあやかった長寿のことば。【庚闌・漢魏六朝】
彭壽 (ほうじゅ) 700才まで生きたといわれる彭祖のような伝説の長寿をさしており、長寿の祝い言葉として使われる。 【神仙伝・】
壽慶(じゅけい)  命が長くめでたいこと。【呉全節・元】
壽脩(じゅしゅう) 寿命が長く続くことを祝う。【漢鑑銘・漢魏六朝】

祥・翔
吉祥(きっしょう) よい兆し。めでたいしるしのこと。吉瑞、幸福と同義。吉は目出度いことを祈る言葉。【荘子・】
飛翔(ひしょう) 空を飛びかけること。「翔」は羽でかけ揚がるさま。 【関尹子・古代/秦】
(ひゃくしょう) 幸いが一杯に多いこと。「百福」と同義。【書経・】
嘉祥(かしょう) 目出度いしるしのこと。幸運の徴候。瑞相、吉祥と同義。【漢書・】
翔雲 (しょううん)  めでたい雲のこと。「瑞雲」と同義である。【米芾・北宋】
祥鳳(しょうほう) めでたい徴候に現れ出る霊鳥のこと。聖人が現れる前兆。 【淮南子・漢魏六朝】

瑞・雲
吉瑞(きちずい) めでたいしるし。幸い。【漢書・漢魏六朝】
鵲瑞(じゃくずい)  鵲(かささぎ)の鳴き声は喜びの瑞兆であることから吉兆の代名詞である。【張愛賓「古今公私印記」・唐】
瑞雲(ずいうん)  めでたい時に前兆として現れる雲のこと。【太平御覧・宋】
鶴雲(かくうん)  春分の日に出るといわれる白鶴に似た目出度い雲のこと。単に鶴と雲のこと。【李嘉裕詩・】
慶雲(けいうん)  めでたい雲。よいことのある前兆の雲。縁起のよい雲。同義:瑞雲、景雲。【列子・】




その他
鹿鳴(ろくめい)  鹿は餌を見つけると鳴いて友を呼ぶので、賓客を招き宴会をする意味に用いられる。【詩経・】
豊楽 (ほうらく)  実り豊かで、人々が楽しんでいること。【蘇軾・宋】
飛觴(しょうをとばす)  酒宴を開いて楽しむ様。「觴」は盃のこと。【張子容・唐】
鳳舞(ほうぶ) 鳳凰が舞う。天下泰平になると鳳凰が現れるといわれる。 【易林・江戸時代】
樂天(らくてん) 天の命ずるままに楽しんで生活すること。境遇に安んじて物事に悩んだり苦しまないこと。 【易経・】
暄風(けんぷう)  春の風であり、陽風ともいわれる。暄は温暖の意味。【梁元帝・漢魏六朝】
新禧(しんき=あたらしきよろこび) 新年のよろこび。神から授けられる幸いである。 【福恵全書・清】
祝延(しゅくえん) 長寿を祝い祈ること。【~・】
麟鳳(りんほう) 中国古代伝説上の動物である麒麟と鳳凰のことであり、聖人・賢人の喩えに用いられる。【礼記・】
休徴(きゅうちょう) めでたいしるし(兆し)をいう。同義:吉兆、休兆。
肇祉(しをはじむ) 年の初めに当って幸福をひらきはじめること。祉は福の意である。【陸機・漢魏六朝】
傳芳(ほうをつたふ) 芳しい名声を後々の世まで伝え残すこと。「流芳」と同義です。【昭徳皇后・唐】
熙怡(きい)  和らいで喜んでいる意。「嬉怡」と同義である。【王凝之・漢魏六朝】



0 件のコメント:

コメントを投稿